IMG_8083ということで、今日はちょっとだけハロウィンモード。

どこって、胸に付けたコウモリの蝶ネクタイですよ。
あとそれに、黒ベースの服に、オレンジのストールというのもね、一応。

私がハロウィンを意識したのは、映画E.T.でした。
あれってもう34年前ですねぇ。

E.T.で知ったことは、ハロウィンとドミノの宅配ピザ。
まだまだ知らないアメリカがそこにはあった時代です。

インディペンデンスデイに代表されるような普通の映画が、宇宙人を侵略者としてしか見ることができないのに対して、 E.T.が凄いのはやはり最初から宇宙人を友だちととらえていたことですよね。

訪れた旅人を敵と決めつける傲慢さというか偏狭さは、やはり歴史のバックボーンがあるからなのでしょうか。

現代において、世界を旅する人々が行く先々で「よし、ここを征服してやろう」という野望に燃えるとはあまり思えないのですが、でも実際そういう時代もあったわけです。

今でもきっとそういう人もいるんだろうな、とは思います。
征服と言っても、武力よりも経済的な征服の場合がほとんどですけどね。

他人を(宇宙人や魔界の住人も含めて)無条件で敵と見なすのか、友人と見なすのか。
これは、前回のエントリーと重なりますが、おそらくは寛容性の問題なんじゃないかと思います。
自らと異なるものを受け入れるおおらかさです。 

言い換えれば多様性、はやりの言葉ならダイバーシティ。
それを尊重できるかどうかなのかなと思います。 
人種差別論者はそこを理解しないというかむしろ意図的に無視するのでしょうか。

自らの国や家族が危機にさらされているわけでもないのに、それを守るわけでもないのに、はるばる出かけていって無差別に爆弾を落とせる背景には、きっとこの差別意識もあるのではないかと思います。
自らと異なる価値観を持つものを貶め、否定しようとする意識。 
爆撃の下に暮らす人々の日常なんて、多分なんの意味も持たないものなんでしょう。 

結論的に言えば、やはり人類を救えるのは、多様性に立脚した多神教しかないのかなぁ。

ケルトの神々すらもすんなりと受け入れてしまう日本に、幸いあれ。

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