IMG_6050「そないにおいしいものばっかり食べたいんですか」

巻頭の「汁飯香」特集、料理研究家・土井善晴さんの提言が、読者から大きな反響をいただいています。

「ハレ」と「ケ」の区別の付かなくなった日本人の食生活へのメッセージです。

そしてそれはまた別の意味では我々日本人の「飽食」の問題でもあるのだと思います。

「足るを知るものは富む」とは、老子のことばです。
これは決して我慢を尊ぶとか、そういうことではなく、満足することを知っているものだけが幸福になれる、ということだと理解しています。

まあ個人的にはやせ我慢の美学、というのもあったりはしますが、それはここではまあちょっと置いておいて。

足るを知る人間でありたいと思います。
なぜって、幸せになりたいから。

しかし一方で人間の欲望とは本質的なものであり、無限のものなのかもしれません。
欲望を全面的に肯定する立場に立てば、使いきれないほどの富を得ても、満足するということはできないのでしょうか。

以前、ノブレス・オブリージュということを書きました。

偉い経営者とは、たくさんの雇用を生み出し、たくさんの税金を納める者。
私はそう考えています。

例えば日産のカルロス・ゴーン氏は、確かに経営者としての手腕は秀でているのかもしれません(大量の首を切った以外の実績をよく知らないけど)。

でも人としては、クズです。

あるいは足ることを知らずして、稼いでも稼いでも、搾取に搾取を重ねても、決して満足することのない人々。
まあそれもひとつの人生でしょうが、でもクズです。

税金を払いたくないとタックス・ヘイブンなどを駆使し、挙げ句の果ては日本から出て行こうとする者たちもいます。

ふるさとを捨て、文化的基盤を失い、流浪の民となって、幸せの青い鳥を追い求め続けて、まあせいぜい稼いでください。

ところで実は日本の法人税率は非常に高いんだけれど、しかし税額は驚くほど低い、という話もあります。
とりわけ大企業に於いては、その傾向は著しいようです。

それに比べると中小企業はそうは行かなくて、稼ぎに比して税金をたくさん納めているという構造になっているみたいです。

こりゃあ税金払いたくないと言う前に、投票先を考えないとね。

願わくはベンチャーを目指す志高きニッポンの若者たちが、たくさん稼いで、たくさん雇って、たくさん税金を納めることができますように。

データ
白い麻のスタンドカラーシャツジャケット:バリ島(多分)
白いフード付き半袖Tシャツ:アクセONE
テーパードのブラックデニム:H&M
黒いハイカットバスケットシューズ:コンバース オールスター