
全部で12段階あるテンポの帯では、青帯というのは第4段階。
私の黄帯のひとつ上の帯になります。
1段階ではありますが、その差はとても大きいものがあります。
青帯が一人前のカポエイリスタとして認められる存在なのに対して、黄帯は半人前といった感じでしょうか。
もちろんワザや音楽、知識と言った基本的な技量ももちろんですが、同様に、あるいはそれ以上に、責任と決意性とが求められる帯の段階です。
ブラジルから到着したばかりの先生が試験官です。
ポルトガル語での質疑応答、ワザと音楽の実技の試験、みんなが円になって見守るなかで行われます。
今日は黄帯の仲間3人が試験を受けて、みごとに全員合格しました。
おめでとうございます!!
7月3日のバチザードでそのお披露目をすることになります。
昔は人数も少なかったこともあってでしょう、私の黄帯の昇段試験も、今日と同じように廻りを囲んだ仲間に応援されながらの、ブラジル本部の先生による1対1の試験でした。
試験中はアドレナリン異常分泌でなんとか乗り切ったものの、終わった瞬間、感極まって泣いてしまったのをよく覚えています。
「フォルチも、青帯に挑戦しないとな」
先生たちに、そう言われたことがあります。
一人前のカポエィリスタになるってことですから、それも当然のことなのでしょう。
これが5年前だったら。
もしかしたら考えたかもしれません。
私は、このまま行こうと思っています。
いつまでできるかわからないカポエィラを、できるだけ長く続けていくことを目標に。
もちろんワザや音楽がそのレベルにほど遠いということもありますが、なにより青帯は闘うカポエィラの帯になります。
闘うカポエィラは・・・正直なところ、もう目指せないな、と思っています。
カポエィラは、人それぞれのスタイルを尊重します。
ひとりひとりのカポエィリスタに、ひとりひとりのカポエィラがあります。
私は、動き回るカポエィラの実現を目指したいなぁと思います。
ボクシングで言えば、ブルファイターではなくアウトボクサーって感じでしょうか。
神出鬼没、一度だけそう言われたことがありますが、そういうカポエィラが出来たらいいなぁと思っています。
Eu vou gingar sempre.
だんだん言うこと聞かなくなってくるカラダをなだめつつ、一年また一年を積み重ねて行けたらいいなと、そんなふうに思います。
さてさて、そんな私ではありますが、本日は今年初めての短いパンツです。
シャツはおもいっきしハデに、ワッペンたくさん貼り付けてあります。
夏になったら、やっぱりタンクトップにショートパンツ。
そんな姿でいられるカラダを、なんとか維持して行きたいものです。

データ
ワッペンのたくさんついたストライプの半袖シャツ:アルマーニ エクスチェンジ
紺とグレーの半袖ボーダーTシャツ:H&M
カーキ色のカーゴハーフパンツ:H&M
黒い中折れストローハット:GYOEN OUTLET
サンダル:Hawkins Air
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