IMG_4433と言っても、前の会社のことではありません。

日本雑誌協会のビルの前です。

あのころここで、いろんなことにチャレンジさせていただきました。
前例のないことばかりだったから、大変ではあったけれど、でも楽しかったなぁ。

それは大きな業界インフラだったり、新しいシステムのキャンペーンだったり。
あるいは世界を股にかけての調査研究だったり、旧来の商習慣を破る大胆な提案だったり。

国から大きな予算を引き出して臨んだこともありました。

そこにあったのは、「雑誌業界」という視点でした。
もちろんサラリーマンですから、自社にとって不利になるようなことはしませんが、でも自社の利益ではなく業界の利益、今の売上よりも将来への基盤を常に優先して考えていました。

そしてなにより、いつも素敵な仲間たちがいました。

みんな自社ではそれぞれ本来の仕事を大量に抱えながら、ここに集っては半ばボランティアのように頑張っていました。
今思えばそれは、まさに業界のなかでも比較的恵まれた環境にある者の、ノブレッソブリージュのようなものだったのかなとも思います。
評価してもらうためではなく、やるべきだと思うからやっていましたし、続けられました。

そういう時と空間とを共有することができたことに、感謝しています。

しかしまあ、それが果たして結果的にどれだけ貢献できたのか。
残念ながら数字的には下がる一方の雑誌業界の、その衰退を明確な形で食い止めることは出来なかったわけですけれど。
でも、少なくともいろんな改革や試みは、無駄ではなかったと思います。
そしてその精神は、未来に向けて、業界の後輩たちにしっかり受け継がれていると思います。

もう自分は、会社の業務としてはここに関わっていくこともないだろうと思っていましたが。
今回は業界的観点というよりも、たぶんより自社の立場でということにはなると思いますが、ご縁は切れていなかったんだなと思います。

さてスーツウィークの金曜日、けっこうお気に入りの登場です。

厚手コットンの、ワークジャケットのようなオリーブグリーンの生地に、オレンジと青のストライプ。
遠目には無地に見えますが。
フラップ付きのポケットや飾りファスナーなどちょっと不思議なデザインです。

写真1

データ
オリーブグリーンのスーツ:ムッシュニコル
クレイジーパターンのチェック・ウエスタンシャツ:ニコルクラブ
黒いエナメルタイプのリュック:オロビアンコ
型押し革のバスケットシューズ:ナイキ エア・ジョーダン