IMG_3146失ってみないとわからないことがあるわけです。

今回の地震も、あの震災から5年の月日が流れて、人々の記憶の中で風化し忘れ去られていく状況の中で起きました。

原発事故では、みんな一度は覚悟を決めたはずなのに、時の流れのなかではそれすらも曖昧化させています。

被災地の方に思いを寄せつつも、なんとか早く収束に向かって欲しい、穏やかな日々を取り戻して欲しいと願いつつも、現実には募金をするくらいしかできない自分がいます。

それでも、われわれの日々の暮らしは、平穏に続いています。
その大切さは、多分、実際に失った方でないとわからないのだろうと思います。 
想像力はとても重要ですが、多分それだけでは補えきれない部分もあるんだと思います。

そしてたぶん、どこかで自分の身には起こらないと思っています。
それは私自身も含めて、なんの根拠もなく感じていることではないでしょうか。

でも、自分の身に起こるんです。

そして初めて失ったものの大きさに気づき、おののくのでしょう。
歴史からはなにも学べないという、その本質的な種の特質ゆえに、人類はそれを繰り返すばかりなのでしょう。 

世の中がいま、あきらかにやばい方向にむかっていることを感じつつも、それでもどこかでなんとなく大丈夫だと思っています。

近視眼的な利益に目を奪われているうちに、予兆は感じながらもたかをくくっているうちに。
70年の歳月を費やして、やっと築き上げてきた平穏な日々の暮らし。
それを失って初めて、ことの重大さを知るのでしょうか。

しかもそれが、今回のような人知を越えた不可避の天災ではなく、回避可能な人災であるにも関わらず。

それを想像力の欠如、というのはたやすいのですが。

データ
オイルド加工風の綿ジャケット:H&M
ダンガリーのシャツ:H&M
白いフード付きのタンクトップ:Ali Express
紺の2タックチノパン:UNIQLO
薄いブルーのチェックのストール:不明