IMG_1906さくらふぶきにまかれて、消えるように死ねたらいいな。

そんなことを想像するようになったのは、いつごろからでしょう。

春満開の桜の下、おりからの一陣の風に花びらが舞い踊り、そして私の存在もろとも忽然と消え去る。
そして後には何事もなかったかのような静寂だけが残る・・・

ちょっと村上春樹入っているかもだけど。

花は桜木、という日本人としてのアイデンティティは、多分子供のころの自分にはなかったと思います。

小学校の国語の授業で、日本語でただ花と言ったらそれは桜をさすのだと習ったとき、違和感を覚えた記憶があります。
いまはそれがすんなりとそうだよなと思えるのは、社会的に獲得してきたものなのでしょうか。

西行は、願わくは花のもとにて春死なん、とうたいました。
今日がその如月の望月です。

彼は本当に旧暦2月16日、釈迦涅槃の日の翌日に亡くなったと言われています。 

でも今日の出で立ちはその如月の満月にも桜にもなんの関係もありません。
テーマは、ストールです。

これは先日、エスニックの布地なんかを扱う店で見つけたもの。
なんとセール中で50%オフになっていて、2メートル購入しました。

それを妻が端処理をして、ストールに仕上げてくれたものです。

紺をベースに、よく見ると茶とか緑とか白とか、いろんな色が微妙に混ざり合っています。
柔らかいコットンの肌触りも抜群で、すごく気に入ってます。

あ、気がつくと今日もオールコットンだ。
春だな。 

写真

データ
黒いジージャン:H&M
黒いフード付きフルジップ綿ジャージ:UNIQLO
赤×黒チェックのフランネルシャツ:H&M
グレーのスリムフィットデニム:UNIQLO
紺ベースのストール:オリジナル
グレーのスリッポンスニーカー:G.U.