IMG_9554事務所に一冊の雑誌が届きました。

元同僚が手がけることになった1号目。

もう一冊、こちらはもう5号目になりますが、やはり元同僚が編集長を勤める雑誌です。

いまはもう私は彼らを直接支えることはできません。
遠くから応援することしかできないけれど、でも悔いの残らない仕事をして欲しいと思っています。

かたや70年の歴史のある雑誌、かたや始まったばかりですが、期せずして両者に共通しているのが、広告スポンサーから解放されていることです。

二人とも、初めての経験でしょう。

いえ、古き良き時代には、我々編集者はスポンサーのことなんかちっとも考えませんでしたけどね。 
でも、時代は変わって、ビジネスモデルも変わってしまいましたから。

あの会社は、とても不思議なところでした。
編集長が変わるたび、雑誌が激変します。

毎回、ある種の革命が起きていました。
例えばそれは王制が倒れたり、軍部クーデターが起きたり、社会主義革命が起きたり、というようなもの。
もちろん、禅譲という形で後任が持ち上がりで引き継ぐこともありましたが、むしろ少数派。
それでは縮小再生産になる、というような雰囲気すら多分にありました。

あるいはまた10年に一度くらい、突然眠っていた天才が眼を覚まして、いまだかって世の中に存在しなかった新しいものを生み出していました。

そんな天才編集者が世に送り出した雑誌のひとつが、今回リニューアルしました。
これまた歴史に残るような激変を見せてくれています。

アマゾンのレビューが前代未聞の凄いことになっています。
なんと発売一週間の現時点で、総数248のうち、星ひとつが222。
どれだけコアな読者に愛されていたのかがしのばれます。

しかし、雑誌は生きものです。
だから、寿命もあります。

読者にはご納得いただけないかもしれませんが、あの雑誌はたぶん寿命を迎えたのです。
まあ、私が言うことじゃないけれども。

そして、生まれ変わった新しい雑誌が新しい読者に支持されるかどうか。 
それはまた別の物語の始まりなんだと思います。

今日のポイントカラーは、風水的に商売繁盛を期して、黄色です。

写真1写真2

データ
黒い別珍のブレザージャケット:ニコルクラブ
黒いニットのフード付きプルオーバー:H&M
スリムフィットのブラックデニム:アルマーニ エクスチェンジ 
革のダウンジャケット:All theWay
黄×黒チェックのシワ加工ストール:EXAS
黒いアンクルブーツ:Stefano Rossi