IMG_2413事務所の近くに小学校があります。

下校時間には、いつも学童交通保護の方が通学路で子供たちの見守りをしています。

半年ほど前かな、思い切って「こんにちは!」と声をかけたら、あちらもニコッと笑ってこんにちは! 
それ以来、いつでも挨拶ができるようになりました。

昔はみどりのおばさんと呼ばれていましたね。
それに敬意を表して、今日は私も「みどりのおじさん」でいってみました。

フードと袖が緑のベースボールシャツをジャケットの外に出して、仕上げは緑色のストール。
それ以外は、黒とグレーのモノトーンでまとめました。

でもちょっと子供たちからは不審者として警戒されてしまうかも、です。

そのみどりのおばさんも、もう廃止されてしまったようですね。
学童擁護員とか交通指導員などの名称で、地方自治体の正式職員だったことが、行革の標的になった時代がありました。

港区では90年代後半に廃止になったようです。
当時の推進派議員の記録を見ると、何人解雇してどんだけ支出を減らしたかが誇らしげに書いてあります。
しかし残念ながらそこでは、地域の子供たちの安全をどう守っていくのかについては、ほとんど触れられていません。
「小学生の子供を持つ親」は、人口比率では常に絶対的少数者ですからね。

交通安全に限らず、子供の安全が頻繁に話題にのぼる昨今、また別の視点も必要なのかとも思います。

子供は、子供らしく育って欲しいと思います。
好奇心のかたまりゆえに、大人から見れば危ないこともして、少々危ない目にもあって、それで成長していく。
効率優先一点張りではない、それを許容し、見守る機能が絶対に必要なんだと思います。

聞きわけのいい、お行儀のいい子ばかりでは、そりゃあ管理するほうは都合はいいかもしれないけれど、それじゃあ日本の将来は、お先真っ暗です。

港区では紆余曲折あって、現在では登下校誘導業務として、シルバー人材センターに業務委託されています。
実働時間や業務内容に照らし合わせて、適正な対価で運営されているなら、それはそれで問題はありません。
ただ業務内容的に、誘導なのか、保護なのか、指導なのか。あるいは随意契約の責任の所在とかどうなっているのかなど、?はいくつかありますが。

余談ですが、通学路のバスには、私立の小学生がたくさん乗車しています。
今日も天現寺から、某超有名小学校の児童たちが大挙して乗ってきました。

すこぶる元気なのは、まあなんとか許容範囲かなぁと思いますが、ちょっと気になるのはランドセルです。

混んだ電車等では、背中のリュックは下ろして前に抱えるか足下に、というのが今は一般的なマナーになっています。
でも混んだ車内でもランドセルは全員背負ったまま。それが随所で他の乗客にぶつかっています。
そういう指導はどうなっているのかなぁ。ランドセルを下ろすとかえって危ないのでしょうか。

上記の子供らしく、と矛盾する? 
いえ、見てくれのお行儀のよさと、人としての本質的な思いやりの心は、まったく異質なものだと思います。

しかしそういう私の息子も、その昔電車通学でした。
でも混雑時のランドセルのことなんか、親としても気にしたこともありませんでしたけど。すみません。 

データ
緑色のコットンジャケット:ニコルクラブ
緑色のフード付きベースボールシャツ: Forever 21
緑色のストール:ラオス
黒いストレートのデニム:UNIQLO
黒いハイカットバスケットシューズ:コンバース オールスター
リュック:SAZABY