IMG_2285大雨で被害に遭われた方に、お見舞い申し上げます。

東京は久々の青空が戻りました。

サングラスと帽子はマル必です。

麻のジャケットは、いつまで着てもいいのでしょうかね。

ググってみると、あまり気にする必要はない、という意見が多いようですね。

そんなもん、自分の好みだ!人の意見に左右されるべきじゃない!
それじゃあ民主主義ならぬ大衆迎合主義だ、という声も聞こえてきそうです。

ということで、相変わらず麻綿混のジャケット、着たい気分のうちは、これはまだしばらくは続きそうです。

今日の国会前は、早い時間帯から大勢の人が集まっていました。
いよいよ来週に強行採決が見えてきた、という状況ですからね。

歩道もすでにカラーコーンとバーで仕切られています。

国会見学を終えた小学生たちが、その「通路」を歩いて行きます。
カラーコーンのこちら側には、この時間帯だから、まだお年寄りの姿が多いです。
おじいちゃんおばあちゃんが、彼らに語りかけます。
小学生たちは、なにを思い、なにを感じたことでしょうか。

今日は金曜日。夜にはここで定例のSEALD's主体の集会があります。

SEALD'sについて、ネット上ではいろんなことを言う人がいます。

まあ、ためにするネトウヨのものはさておき、そうじゃない人の書き込みに、彼らの未熟さを指摘するものも少なくありません。

私は、未熟で当然じゃないかと思っています。

彼らは、若い。当然、社会経験も積んでいません。
まだ挫折も知らない、怖い物知らずで、一途な、普通の若者です。

だから少々的外れなこともするでしょう。
世の中、そんなもんじゃないよ、と言いたくなる大人の気持ちも、わからないではありませんが。
でもそれは、回り道も含めて、ある意味で若いことの特権でもあると思います。

自分のことを思えば、あの頃、本当に世間知らずで、傲慢で、でも必死で、社会正義と私欲の狭間で悩み苦しんでいました。
世の中なんてこんなもんさ、というせりふを覚える前の、あの頃。

だから彼らは、いっぱい失敗もして、いっぱい学べばいい。
挫折しても、またそこから立ち上がっていけばいい。
そうしてみんな、少しずつ大人になっていくんだと思います。

その大人になる課程で、かって自分が夢見た理想や、感じた怒りや悲しみを、心の底に持ち続けることさえできればいい。

山田洋次監督が瀬戸内さんとの対談で言ってましたね。
彼らは、大きな希望だと。

希望。

そうだよなぁ。
初めて彼らを見たときに感じた、あのちょっと不思議な感覚は、そういうことだったんだなぁと、改めて認識しました。
ニッポン、まだまだ捨てたもんじゃないぞ、と。

ただこれだけは言っておきます。

私がこう思ったのは、実際に現場に行って、自分の目で見、耳で聞き、カラダで感じたからです。
それが新聞やテレビ、あるいはネット上の一方的な情報だけだったら、
「もうちょっと賢いやりかたしたほうがいいんじゃないのぉ」
などとにわか評論家風の言い方をしていたかもしれません。

希望は、大きな心で、しっかりと見守って行きたいと思います。

そして、さらに思いました。
もしかしたら自分にも、そんなふうに誰かの希望であった時代があったのかもしれないな、と。

そういえば今日は9.11。
21世紀を希望の時代から憎しみの時代に変えた、きっかけのひとつとなった日です。

データ
麻綿混のチェックのジャケット:DKNY
白いフード付きの袖無しプルオーバー:Ali Express
明るいグレーのスリムフィットデニム:G.U.
白いヌバックのスリッポン:KISSA
紺の帽子:
紺のリュック:ハリスツイード