IMG_1036アベ談話を聞いて、ああ、やっぱりなかったことにしたいんだなぁ、と思いました。

なかったことにしたいこと。あります。

私も、あります。

そのことで、これまで一度も、誰からも面と向かって非難されたことはありません。
そして誰にも謝ってもいません。
でも自分としては一生背負っていかなければならないと思っています。
業務上のことではありますが。

したことは、消えない。
なかったことには、なりません。

「あの戦争には何ら関わりのない、私たちの子や孫、そしてその先の世代の子どもたちに、謝罪を続ける宿命を背負わせてはなりません」という部分。
ニュースステーションでは、1985年のドイツ・ヴァイツゼッカー大統領の連邦議会演説での「当時に子供だったり生まれていない人達が自分が手を下していない行為に対して罪を告白する事はできない」と対比していました。

しかしその前提となる「過去に目を閉ざす者は結局のところ現在にも盲目となる」という観点が、アベ談話ではすっぽり抜け落ちているようにも思えます。

たぶん必要なのは、日本人全体が過去ときちんと正面から向き合うことでしょう。
そこが、戦後ドイツと日本が近隣諸国との関係性において大きく乖離してしまった部分ではないのでしょうか。

教育ですね。
しかも、なにをしたかしてないかという内容とか以前に、歴史とはなにか、というもっと哲学的な命題として。

「我々が歴史から学んだことは、我々が歴史からなにも学べないということだ」というヘーゲルの言葉もありますが、それでもなお、それだからこそ学ぼうとし続けなければならないんだと思います。

必要なのは、謝罪し続けることじゃない。それはたぶん、ずっと背負っていく決意性だと思います。

一週間ぶりの国会前です。

このところメッセージを託したTシャツ以外は上下モノトーンばかりでした。
なので、今日はレンガ色。
中はタンクトップではなくTシャツなので、袖はロールアップ。

いちばん最初が黄色いシャツだったから、4週間たって、イエローカードからレッドカードに格上げだぞ、かな。

データ
レンガ色の半袖シャツ:H&M
黒いTシャツ:H&M
黒いテーパードのデニム:H&M
黒いハイカットバスケットシューズ:コンバース オールスター
黒いリュック:オロ ビアンコ
黒い帽子:GYOEN OUTLET