IMG_0883ふつうに「終戦記念日」という表現を使っていますが。

広辞苑によれば「記念」とは「後々の思い出に残しておくこと。また、そのもの」。さらに記念日とは「記念すべき物事のあった日」 。

英語でいうと、メモリアルディですね。

意味としては、戦争が終わった日を後々の思い出として残しておく、ということになるんでしょうか。

記念日という言葉は、おそらくはあまりよくない思い出に対しては使わないような気もします。

NHKでは、「終戦の日」という言い方をします。
終戦記念日という言い方は「抵抗を感じる人も多いので」という説明をしています。

連合国は、戦勝記念日という言い方をします。
植民地支配されていたところなら、解放記念日。
まあ、それはそうでしょうね。

ドイツでは、降伏文書調印が1945年5月8日なので、この日を単に第二次世界大戦の終わりと呼んだようです。
それが40年後の1985年に、ナチスからの「解放の日」と位置づけられるようになりました。

日本の場合、どうなのかな。
ドイツの例に習えば、降伏文書調印は9月2日だから、第二次世界大戦が終わった日、としてはそのほうが歴史的正当性があるかもですが、恐らく日本人にとっては、やはり玉音放送というのが大きいんだと思います。

1982年に、閣議決定で8月15日が「戦没者を追悼し平和を祈念する日」と定められています。

終戦記念日。

もう二度と戦争はしない、してはいけない、という思いをこめて。
非戦の誓いとして、敢えて我々日本人が記念日と名付けたと受け止めたいです。
敢えていうなら、「非戦祈念日」であってほしい。

まあ閣議決定ですからね、解釈でなんでも自由にできると思ってますからね。
いつの間にかすり替えられないようにしないと。

ところで今日着ている服は、単に何となく明るい色で行きたかっただけ。
ご近所お買い物ルックで、終戦記念日とは全くなんの関係も特別な意味もありませんので。あしからず。

データ
ペパーミントグリーンのタンクトップ:H&M
ライトブルーのスリムフィットカラーデニム:H&M
黒いタンクトップ:UNIQLO 
蛍光イエローの帽子:不明