霞町。そう言っても、最近の人はもうわからないかも。
まあ、西麻布の交差点ですよ。
昔はここを、霞町の交差点と呼んでいました。
町名が廃止されたのは60年代後半の話ですが、私が広尾に住んでいた40年近く前は、まだ交差点の表示も霞町でした。
TAXIに乗って、西麻布、なんて誰も言わない。霞町、とひとこと。
もしかしたら最近は通じないかも。
材木町、霞町、高樹町と、六本木通りを東から西へ。
編集者としての暮らしは、この街から始まりました。
唯一高樹町だけが、交差点名で残ってますね。首都高の出口にもなっているからかな。
霞町交差点は、私にとって東京そのものです。
嬉しいことも悲しいことも、楽しいことも辛いことも、成功も失敗も、みんなこの街が舞台でした。
ホブソンズが出来て、今年でちょうど30年か。
人もお店も、もうすっかり変わってしまいましたね。
ずっと変わらないのは、相変わらず交通不便なことくらいかな。
近頃は、外苑西通りをただ車で通り過ぎることも多くなりました。
でも、その瞬間、いろんなことがフラッシュバックしてきます。
交差点のすぐそばに、いまちょっとお気に入りのハンバーガーのお店があって、今日は久しぶりにアボカド・チーズバーガーを食べました。
データ
白いキュプラ100%のシャツ:ニコルクラブ
黒いタンクトップ:無印良品
黒いスリムフィットジーンズ:アルマーニ エクスチェンジ
黒いハイカットバスケットシューズ:コンバース オールスター
注1 広尾 まだ明治屋もF.O.B.コープもオープンする前の、ごく普通の街だった頃の話。でも、東京フロインドリーブはあったな。
注2 ホブソンズ アイスクリームを食べるためによく2時間も並んだものだと思います。とんねるずの「雨の西麻布」もこのころかな。多分、あれから霞町じゃなくって西麻布と呼ばれるようになったのかも。
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