IMG_7680アロハシャツ強化週間の最後を飾って、真打ち登場。

40年近く前に、グアム島で買ったアロハ。当時のグアムなんて、まだ何にもないところでね。
このアロハに描かれた極彩色の夕焼けのビーチ、すっごいワクワクもんだったなぁ、って今でも覚えてます。

てろっとしたレーヨンの感じとか、少し大きめのココナッツのボタンとか、そういうのを含めて、私の一番お気に入りのアロハなんです。

永年、大事に大事に着ています。
これぞ、長いこと生きてるオジサンだけにできる特権だよね。

で、その一張羅(!!)アロハを今日は、ジャケットの下に着る。

白い麻のジャケットを中心にした、全身グレーと白の明るい無彩色。その中に突然この極彩色を入れるわけです。

普通に前を閉めてジャケットの下のシャツという形にすると、そこだけ異様にハデになって、売れない○○人みたいになってしまう恐れ十分。
だから、前を開けて、中にタンクトップ着て白で両側から挟んで、ちょうどスカーフ垂らしたくらいのボリュームに下げてみました。
Tシャツじゃなくてタンクトップなのは、首が詰まった感じにしたくないから。鎖骨が見える、というのが結構ポイントだと思っています。

それからパンツの色味としては、黒を持ってくると白いジャケットとコントラストが強すぎる感じです。かといって白いパンツにすると、ボケるかな。
ということで、あまり明るすぎないグレーを採用。

まあ街着としてはね。こんな感じじゃないでしょうか。

アロハ全体に言えることだと思いますが、いかにしてハワイアンバンド風にならないか?
これがいつのまにかそういうことになっていた「アロハシャツ強化週間」のテーマだったというわけです。

で、モノトーンの一翼をになう小物たち、まずは最近お気に入りの「刺し子」のトートです。

前回説明しましたが、刺し子とは厚手の綿や麻などを更に糸で縫い上げるようにして強さを出した、柔道着などにも使われる日本版ヘビーデューティ素材。

これは、オビトートという商品で、持ち手の部分はその柔道の帯を使用してます。
柄は、伝統的な江戸火消しのもの。中が防水加工なのでこ梅雨の時期にも使いやすいですが、特に火消し用にこれで水を運ぶ、ということではなさそうです。

そして靴は、グレーのスリッポンスニーカー。白でもいいかなとも思いましたが、今日はグレーで行きました。
暖色系のグレーなのでパンツと少し色相が違うかな、とも思いましたが、まあ引きで見れば問題ないでしょう。

写真1写真2写真3

データ
夕焼けビーチのアロハ:PUA Hawaii
白い麻のジャケット:G.U.
白いタンクトップ:無印良品
グレーのスリムフィットデニム:UNIQLO
グレーのスリッポンスニーカー:無印良品
刺し子のオビトート:sassico

注1  グアム島 伝説のポパイ・グアム特集を持って行ったわけですよ。当時、スーパーマーケットで買い物をしたスタイリストが、見たこともないアメリカ雑貨に狂喜乱舞、買いモノしまくった結果、打ち出されたレシートの長さが2メートルを超えた、という話も。マクドナルドの朝メニューもここで初体験したな。